父の相続人は私と弟の二人、遺産は土地一筆のみですO土地を弟と分けたいのですが、どのような方法がありますか?

土地を分け合う方法がいくつかあります。

遺産が土地一筆だけで、これをご兄弟で分け合いたいとのことですね。このような場合、|筆の土地を分け合う方法としては次の方法が考えられます。

①二人の名義で共有にする

②土地を二筆に分筆し、それぞれが一筆ずつ相続する

③一方が土地を取得し、他方に代償金を支払う

④土地を売却し、代金を二人で分ける

①の土地の共有とは、それぞれが一筆の土地全体を利用できる一方、全体を売却するなどの処分をするためには共有者全員の合意が必要な状態をいいます。よく誤解されがちですが、一筆の土地のある部分だけを独立して所有するわけではありません。共有者に相続が発生すると、さらにその相続人同士の共有状態となります。このため、関係者が増えたり共有者同士の関係が希薄化したりすることにより全体の合意形成が困難な状況に陥り、売却等の処分に困難が伴うことも予測されます。

そこで、土地を二人で分ける場合には②の方法をお勧めします。 ②は、一筆の土地に境界線を引いて二つの土地に分け、それぞれの土地を単独で 相続する方法です。したがって、相続した土地を売却等する場合は、各相続人が単独の判断で行うことができます。 なお、①の共有登記をした後に②の分筆をしたとしても、共有の土地が二筆に分 かれるだけで、共有名義が自動的に解消されるわけではありません。したがって、必ず分筆を先行する必要があります。

このように、手続きの進め方によってはご希望とは異なる結果を招くことにもなりかねませんので、十分にご注意ください。